股関節は体を支え立ち座りや歩行の際に重要な関節です。

変形性股関節症とは様々な原因で起こりますが時間をかけて進行し次第に症状が重くなると関節の動きが悪くなり歩く時にも痛みが出て日常生活にも支障をきたします。

今回は変形性股関節症大まかな段階と症状を紹介します。

あなたの今の状態はどの段階でしょうか?

・初期 軽い痛み、違和感、がある

関節の軟骨に傷がつき関節の隙間が僅かに狭くなります。

股関節以外にもお尻、太もも、や膝も痛むこともあり変形性股関節症に気が付かない人もいます。

・進行期 慢性的な痛みが続き股関節の動きが悪くなる。

関節の軟骨が広範囲に変形、摩耗し関節の隙間が明らかに狭くなります。

レントゲンを撮影すると骨の棘(骨棘)が現れます。

股関節の関節可動域が狭くなり足の筋肉が低下、痛みも慢性化し歩くにも支障が出てきます。

・末期 極めて強い痛み股関節の拘縮、歩行困難

関節軟骨がほぼ無く関節の隙間も無くなります。

動かさなくても痛みがあり股関節の動きが悪くなり筋肉が減少し足が細くなります。

レントゲンを撮影すると著しい関節の変形がみられ足だけでなく太ももやお尻の筋肉も低下し足の長さが左右で違うこともあります。

あなたの今の状態を簡単なセルフチェックをしてください。

5つ以上当てはまる場合は変形性股関節症の可能性があります。

1 常に膝が重い

2 歩いた後にももの付け根やお尻が痛い

3 動き始めや歩き始めにももの付け根が痛い

4 身内に股関節の悪い人がいる

5 ズボンの丈が左右で違う

6 歩くと体が揺れる

7 段差が上がりにくい

8 あぐらがかきにくい

9 靴下がはきにくい

10 寝返りをうつと太ももの付け根が痛い

いかがでしょうか?

変形性股関節は症状の進行は比較的ゆっくりでいつの間にか末期症状になる人も多いです。

早ければ早いほど回復も早くなりますので思い当たる人は早めの処置をお勧めします。